スマホを握りしめて、既読がつくのを待つ夜
これは「付き合ってるのに彼氏から急に連絡が来なくなった」話じゃない。
今回書くのは、婚活やマッチングアプリでやりとりしている段階、つまり付き合う前の相手から返信が来ないケース。
昨日まで盛り上がっていたのに、急に既読スルー。送っても返ってこない。
スマホを何度も開いては、最後に既読がついた時間をチェックしてしまう。
通知音が鳴るたびに期待するけど、返ってくるのは友達のグループLINEばかり。その虚しさでため息をつく。
SNSを覗けば、「返信ないの辛い」「婚活で音信不通あるある」とつぶやく人が大量にいる。
つまり、これは自分だけじゃない。婚活女性全員が一度は通る道。
なぜ「返信が来ない」だけで不安になるのか
人間の脳は“空白”に弱い。答えがわからないと最悪のシナリオを補完してしまう。
「返事がない=嫌われた」
「既読無視=もう興味ない」
「返事が遅い=他の女性とやりとりしてる」
本当の理由がなんであれ、私たちは勝手に“拒絶された証拠”と受け取ってしまう。
そしてその不安を打ち消すために検索する。「LINE 返信来ない」「婚活 既読スルー」。
検索してる人の本音はただひとつ。
「まだ望みがあるのか、それとも切った方がいいのか」
この答えを探すために、同じような記事を渡り歩いている。
返信が来ない理由は3つに分けられる
原因はシンプル。大きく分けて3つしかない。
・相手側の理由:忙しい、LINE嫌い、優先度が低い
・自分側の理由:文章が重い、質問攻め、返しづらい内容、連投
・状況の理由:関係が浅い、送るタイミングが悪い
「相手が悪い」と決めつけてしまえば気はラクになるが、自分の送り方が返しにくさを作っている場合もある。特に婚活初期は、ほんの一言で「重い」と感じさせることもある。
- 相手が答えやすい入口をつくる
典型的なNG例は「はじめまして!よろしくお願いします!」だけ。
「そんなの誰がまだやってるの?」と思うかもしれないけど、婚活市場にはゴロゴロいる。
だからこそ、このレベルを抜け出すだけで一歩リードできる。
良い例は「はじめまして。プロフィールに旅行好きって書かれてましたよね。最近どこか行きました?」
プロフィールから一つ拾って会話の入口をつくる。たったこれだけで返信率は跳ね上がる。
「はじめまして」だけのメッセージは誰にでも送れる言葉。
プロフィールに触れた一文はあなただけに送った言葉。
その差が返事をもらえるかどうかを分ける。
- 質問はひとつだけ
「仕事は?」「趣味は?」「休みの日は?」と並べると、アンケート用紙になる。
まずは共感をひとこと添えてから、質問は一つに絞る。
「今日は暑かったね。前に話してたかき氷の店、気になって調べちゃった。甘いの好き?」
このくらいの軽さがちょうどいい。
- 長文禁止、連投禁止
長い文は「後で返そう」に回されて、そのまま忘れられる。
返すなら2〜4行程度。相手が短文なら、こちらも短文に合わせる。
一番ダメなのは返事を待たずに追撃LINEを送ること。即「重い人」認定される。
- タイミングを合わせろ
返信が返ってきやすい時間なんて“セオリー”は存在しない。強いて言うなら平日の夜は狙いやすい。でも休日の昼間は人によっては外出中だし、逆に家でゴロゴロしてる人もいる。だから結局は、相手の生活リズムを観察して合わせるのが最強。
- 追撃は一度だけ
3日経っても返事がないなら、フォローで一度だけ送るのはあり。
「最近忙しい?この前話してたお店行けた?」くらいの軽い一言で十分。
これでも返事がなければ可能性は低い。そこで切れないと時間も気持ちも消耗する。
- デートの誘いは具体的に
「いつか行きたいね」は一生実現しない。
「この前話してたカフェ、今週土曜か日曜どう?」と具体的に聞く。
人は選択肢が明確になると返事しやすい。
- ネガティブは封印
「なんで返してくれないの?」「別に返信なくてもいいけど」これは即アウト。
愚痴や駆け引きは逆効果。信頼関係ができてからじゃないと、ただの重い人になる。
返信が来ないときの見切りライン
正直、待ってても報われないケースはある。
以下に当てはまるなら潔く切った方がいい。
- 1週間以上音沙汰なし
- デート提案を避け続ける
- こちらからしか連絡していない
- 返事がきても一言で終わる
婚活で一番の無駄は「見込みのない相手に時間を投資すること」。
ここで決断できるかどうかが、婚活を長引かせるかどうかを分ける。
ケース別の処方箋
ケース1:盛り上がったのに急に返信が減った
→ テンポを落として、軽い話題を差し込む。相手の負担を下げる。
ケース2:自分からしか送っていない
→ あえて沈黙してみる。相手から来なければ、脈なしの可能性大。
ケース3:会話は続くけど進展しない
→ デートの話題を具体的に出す。会う気がないなら切る。
ケース4:完全に止まった
→ 3日空けて一度だけフォロー。「最近忙しい?この前話してたこと解決した?」
それでも無反応なら終わり。
返信してくれない相手に執着しない
「返信が来ないLINE」で悩むのは婚活してる人にとって日常茶飯事。
でも大事なのは不安に振り回されず、相手を見極める視点を持つこと。
- 返信しやすい文章にする
- 質問はひとつ
- 長文・連投は禁止
- タイミングを合わせる
- 追撃は一度だけ
- デートは具体的に誘う
- ネガティブは封印
- 脈なしサインが出たら即撤退
婚活は数をこなすゲームじゃなく、見極めのゲーム。
返信してくれない相手に執着するより、返信が返ってくる相手を大事にした方が圧倒的に早く幸せに近づける。