一人が寂しい。アラフォー独身女性を襲う漠然とした不安

“一人でも楽しかったのにアラフォーになった途端、漠然とした不安に襲われる日が増えた”

年々未婚率は上昇し、独身生活を謳歌している人が増えている。実際、30代半ばまでは独身の友人も多く

それなりに毎日の生活を楽しめるし、仕事ではこれまで積み上げてきたものが成果に繋がって、ほっと一息つける頃だろう。

ピリピリしながら働いていたのに、いつのまにか心の余裕ができたように感じる。気付けば38歳。

40歳なんてまだまだよね、と思っていたのにもう目の前に迫ってきている。

一人で生きていく分には特に困ることもなく、毎日好きな時間に起きて好きなものを食べて好きな時に寝る。

InstagramやTwitterでグルメ情報を呟いている人を見つけては行きたいお店をストックする。

いつの間にか行きたいお店のストックは100件を超え、 “彼氏ができたら” 行きたいな、

なんてぼんやり考えるが、結局は行きつけのお店に向かってなんとなくいつもと同じものを食べる。

おひとりさまにも慣れて今となってはむしろ一人が落ち着く。

周りの友達はどんどん結婚していき、子供ができたら気軽にご飯にも誘えなくなる。

来てくれたとしても、なんだか会話がぎこちないというか、興味のあるトピックが違いすぎて

今までのように楽しめないのだ。

一人カフェから始まり一人ビストロ、一人イタリアン、一人フレンチ、一人中華、一人韓国料理、一人焼肉も余裕だ。

そんな様子を見た友達に“ソロ活女子のススメ” を勧められる。

一体どういうつもりで勧められたのだろうか?なんて思いながら。

(もしかすると寂しそうと思われているのかな?十分楽しんでるんだけどな。)

案の定、一人で行きたい場所が増えてしまった。行きたいところは一通り全部行った。

日曜日の夕方、ふと近所を歩いている時こう思うのだ。

「私の人生、これでいいのかな?」

突然漠然とした不安に襲われるのだ。もう一人で十分楽しんだし、素敵な景色や美味しい料理、心に響く映画。

これを誰かと共有できたらまた違った世界が見えるのだろうか?

そう考えると急に寂しさがこみ上げてきて涙が止まらなくなる。

世の中ではアラフォー独身女性に対して、この令和の時代でもまだ厳しい目で見る人が多い。

本来、自分の人生は自由に選べるはずなのに、なぜか独身というだけで勝手に “寂しそう” だと思われるのだ。

そんな圧に負けて婚活を始めたら今度は「アラフォー女性の結婚率の低さ」について、

ありとあらゆるデータをかき集めて熱弁する人たちに遭遇する。

正直、実態を把握するにはデータは参考になるが、それ以上に自分がどうありたいか?

を逃げずに徹底的に考え抜いて行動してみることの方が大事だ。

婚活については別の記事で書くが、孤独を解消するために趣味を作って楽しむとか、

習い事をしてみるとか自分磨きをするのも良いが、根本的な解決にはならない。

自分が一体何に対して不安を感じているのかを特定し、それに対する解決策を考えていくのが現実的だ。

不安要素として最も大きいのはこの2つだろう。

  • 一人で孤独に生涯過ごす寂しさ
  • 金銭的に不安を感じている

一人で孤独に生涯過ごす寂しさ

一人で孤独に過ごすことが辛い場合にまず考えるべきことは、パートナーが欲しいのか?

それとも友人がいたらそれでいいのか。どちらが自分にとってより寂しくないと思えるかを考えてみてほしい。

パートナーが欲しいということであれば、1日でも早く恋活・婚活をすべきだ。

生涯のパートナーという観点では恋活よりも婚活の方が安心感は得られる。

“一人が寂しい” と感じるタイプの人はそもそも恋人関係だけでは心から満たされることはなく、

結局もっと強い繋がりを求めることになる。それであれば最初から結婚を目標にして活動した方が良いということになる。

アラフォーで婚活をするとなると、正直覚悟は必要だ。一番やってはいけないのは、自分を下げて活動すること。

世間はアラフォー婚活女性に対して厳しい言葉を容赦なく浴びせてくる。

それを真に受けて自分で自分の評価を下げてしまうと、自分を大切に扱ってくれない男性でも受け入れてしまう可能性がある。“アラフォーだから” という気持ちは捨てて、フラットに相手とコミュニケーションをとることができれば魅力的に見えるものだ。

子供を望む男性は若い女性をターゲットにしていることは事実だが、愛するパートナーが欲しいという気持ちで婚活をしている男性もいる。自分がどのような考え方、方法でアプローチするか次第で出会える男性は変わってくる。

これについては別の記事で書いていく。

金銭的に不安を感じている

現状、会社員として働いている状態で不安を感じているということは収入面で満足していないということだろうか?

現在働いている会社で今後も希望する収入を得られる見込みがない場合は副業で稼ぐことを真剣に考えた方が良い。

とはいえ、副業も種類が多い上に選び方を間違えたらしんどいだけで全く稼げない。

他の人は上手くいっていても自分に合うかどうかは別の話だ。

アラフォーで立ち仕事や接客業の副業となると体力的にきついという現実があるので、

できれば在宅でできる仕事を選ぶことをオススメする。現時点でスキルがなくて無理だと諦めている人は

学ぶところからでも始めた方が良い。仮に1年学んだとしてもこれからの人生はまだ長い。

デザイン、ライティング、プログラミング、マーケティング、ネットショップなどまずは自分に何が合っているか

情報収集してみることをオススメする。

投資で資産を増やすから大丈夫、と考えている人も多いかもしれないが、自己投資は最も大事だ。

将来の不安を解消するという点では、会社に頼らずとも稼げるスキルを身に付けておくことは大きな自信に繋がり安心感を得られる。実際にいくら確保すれば安心なのかをシミュレーションし、不足分を補う行動を具体的に始めるだけでも不安はやわらぐはずだ。

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