“ここまで独身で来たのに今さら妥協したら周りにバカにされる!”
婚活が長引く原因の一つとして “他人と比較” することがあげられる。
20代からこの感覚を持っている人はいるが、特に多くなるのが30歳を過ぎてからだろう。
他人と比較するのは婚活に限ったことではなく、スポーツや受験、就職活動、仕事の評価などあらゆるシーンで起こる。
何か勝負ごとにおいて他人と比較するのは自然なことだが、自分の人生や生き方において他人と比較するとどうなるのか?
婚活中によくある “他人と比較する” という考えは具体的には以下のようなものだ。
・Aちゃんの旦那さんみたいなかっこいい人がいいな
・Bちゃんの旦那さんはお金があって羨ましい
・Cちゃんの旦那さんは家事を全部やってくれるなんてすごいな
ここまでは良い。ただの憧れというか「自分もそんな人を探そう!」というポジティブなものだから。
問題はここからで、以下のような考えになると婚活が難航し始める。
・私の彼は周りから見るとやっぱりダサいのかな?
・この彼なら街で友達に遭遇しても平気だな
・私の彼は年収が低いから友達にバカにされそうだな
・私の彼は家のことは何もしてくれないなんて今どきダメだよね
挙句の果てには「この彼氏は友達に紹介できるか」が最重要事項になる。
もちろんこの観点は大事だが、あくまで「性格の良い人かどうか」という意味で考えるべきこと。
心のどこかで「友達に自慢できる彼氏(条件と見た目で)」という()カッコの部分が大きくなっている自分に気付きながらも見て見ぬフリをしている人も多いのではないだろうか。
余計なプライドが婚活の邪魔をするというか、この思考が進行して“他人と比較する” ことが続くと次に来る感情はこれだ。
“他人の成功に嫉妬する” “他人の不幸は蜜の味”
ここまで来ると完全に「ゼロサムゲーム」的な思考になっている。
まるで誰かが幸せになれば自分が不幸になり、他人が不幸になった分は自分に幸せが回ってくる。
そんな発想とも言える。もしくは他人が不幸になるとなぜか優越感を感じることもあるだろう。
他人が不幸になったからといって自分が幸せになるわけでもないし、他人が幸せだからといって自分に何か影響があるかと言われるとそれもない。
比較するなら過去の自分と比較すべきだし、そもそも婚活において比較するという概念は捨てた方が良いだろう。
自分自身と向き合い、本心に蓋をすることなく自分にとって幸せかどうか?を基準にパートナー探しをすることで
自分らしい最高の結婚を実現できるはずだ。